フォークリフトの海外衝撃事故動画を解説付きでご紹介

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倉庫業における事故といえば何と言ってもフォークリフトによる事故でしょう。倉庫作業には無くてはならないものですがその馬力によって一歩間違えれば人の死にも直結する危険な機械にもなります。

厚生労働省発表によると平成29年の労働災害の死亡者数のうち30人がフォークリフトが原因の事故によるもののようです。傷害事故のと合わせるとその数は2,000件近くなります。


参考
労働災害統計 (平成29年)厚生労働省

死亡や傷害に至らなくともフォークリフトによって保管物を毀損してしまった事故は星の数ほどあるのではないでしょうか。

今回はそんなフォークリフトの事故の貴重な動画をご紹介していきたいと思います。事故の原因もある程度分かっている範囲で解説できればと思います。

苦手な人のために今回は死亡事故はご紹介してません

ロシアのウォッカ倉庫での荷崩れ事故

モスクワの倉庫で起きた、単純なアクセルとブレーキの踏み間違いによる事故です。巨大なパレットの端に衝突したことにより、ウォッカの重みにフレームが耐えきれずあっという間に崩壊してしまっています。また衝突により崩れたパレットが隣のパレットもドミノ倒しにしています。保管されていたのウォッカとコニャックの損害は10万ドル以上だそうですが、幸いにも操縦者は片足に軽傷だけで済んだようです。

イギリスの公道における車両との衝突事故

公道のおける荷降ろしでリスクの高い一般車両との衝突事故の動画です。イギリスのウェールズで起きた事故でしたが、この事故では一般車両に乗っていた陸軍兵士の男性が重傷を負ってしままいました。通常、フォークリフトと一般車両が衝突した場合は、重量の軽いフォークリフトのほうが危険な状態になりやすいのですが、状況によってはこのようにフォーク(ツメ)が凶器に変わってしまうことがあります。陸軍兵士の男性は腕に重傷を負い現在も復帰に向けて治療中とのことです。フォークリフトの操縦士は禁錮17ヶ月執行猶予12ヶ月の判決を受けたそうです。

アメリカで起きた電線との接触事故

ネバダ州で起きた大型フォークリフトと電線との接触事故です。残念ながら事故時の映像はありませんが、その後の惨状を捉えた映像があります。電線に引っかかっているにも関わらず前進したため、13本もの電柱がなぎ倒される事態になったようです。周囲は停電状態になり復旧には2~3日かかりましたが、幸いにも怪我人はいませんでした。それにしてもこのフォークリフト大きいですねぇ・・・。

アメリカのプロパンガス爆発炎上事故

オハイオ州のメンター市で起きたガス爆発炎上事故です。路上にてフォークリフトによってプロパンガスのタンクを運搬していた際に、右折時のタンクを落下させてしまいそのままタイアで轢いてしまいました。タンクが爆発しそのままガスに引火して炎上してしまったようです。操縦士は顔と手に軽度の火傷を負ってしまいました。やはりカーブする際の荷物の落下に気をつけないといけませんね。

コストコでの水道管の破壊事故

アメリカのカリフォルニア州アラメダ郡にあるヘイワードという場所にあるコストコでの事故です。詳細がわかりませんがどうやらフォークリフトにて水道管を破壊してしまったようです。商品はパレットに全て載ってるから意外と平気かも・・・?

正直、詳細が分かっているような動画で死亡事故でないものを探すのは大変骨が折れました。それにしても色々なタイプな事故があるものです。個人的はプロパンガスの事故に一番驚きました。とにかく荷物の固定が大切ですね・・・。それではまた。


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