埼玉県倉庫協会様主催の平成30年度倉庫管理主任者講習会に参加させていただきました。
本来は東京都での講習会に参加する予定でしたが、すぐに定員に達してしまったため、埼玉県の講習会に応募しました。
日時・場所
この講習会は平成30年11月7日(水)に、さいたま市大宮区土手町にあるJA共済埼玉ビルの大会議室で開催されました。
案内には駐車場がないため公共交通機関の利用が推奨されていましたが、周辺には多数のコインパーキングがあり、車でのアクセスも可能でした。私は東京都江戸川区から京浜東北線を利用し、大宮駅から徒歩10分で会場に到着しました。
この日の参加者は300人を越していたようで3階の大会議室は人が満員の状態でした。
参加者と雰囲気
会議室は300人以上の参加者で満員となり、その活気に満ちた雰囲気は非常に印象的でした。参加者の中には、倉庫関連会社から来た従業員が多くを占めており、彼らの多くは作業服やカジュアルな服装で来場していました。一方で、スーツ姿のビジネスパーソンも目立ち、彼らは主に管理職や業界の専門家と思われました。
講習内容
講習では以下の4つのトピックについて、それぞれ60分間学びました。
- 倉庫業法及び関係法規
- 倉庫における火災予防
- 労働災害の防止
- 倉庫管理実務
講習中には昼食休憩と15分の小休憩が設けられていました。昼食時にはお弁当とペットボトルのお茶が提供されたため、外食する必要はありませんでした。さらに、2回目の15分休憩時には追加でペットボトル飲料が配布されました。
個人的に学びがあった点
今回、倉庫業界における労働災害に関する情報を初めて聞き、非常に興味深く感じました。
一般的には労働災害が減少傾向にある中で、倉庫業界では逆に増加傾向にあること、そしてその「強度率」(災害の深刻さを示す指標)が他業種と比較して低いという特徴があることを学びました。また、従業員数に応じて安全管理者や衛生管理者の配置が義務付けられていることも新たな知識でした。
倉庫業の許認可申請に関するサポートを行う上で、今回の講習から学んだ点を生かし、さらなるサポートを提供するためにも、引き続き勉強していく必要があると感じました。
講習会でもらえるもの
講習会を遅刻することなく、初めから終わりまで全てのセッションに参加すると、倉庫管理主任者としての認定を受け、修了証が授与されます。この修了証は、倉庫業の申請時に提出が必要になるため、大切に保管することが重要です。なお、修了証の再発行は行われないため、念のためにスキャンしてデジタルデータとして保存しておくことをお勧めします。
また各講習のための資料として講師の方が作成されたレジュメと一般社団法人 日本倉庫協会様が作成されている資料が配られました。
そして何より倉庫業では必須といえる倉庫業実務必携もいただきました。
[amazonjs asin=”4324105618″ locale=”JP” title=”九訂 倉庫業実務必携”]まとめ・講習を受けてみて
講習会に参加して感じたのは、倉庫業を営むわけではない私も、許認可申請のサポートをする上で、まだ学ぶべきことが多くあるということです。行政書士としては、許可が下りたら終わりではなく、クライアントに有益な情報を提供し、彼らのビジネスに貢献することも重要です。この講習で学んだことを活かし、更なる知識を深める必要があると痛感しました。
今後、学んだことをコラムとして定期的に発信していく予定です。