睡眠不足を客観的にチェックするたった1つの方法

今回は睡眠不足による重大事故が多発している現状を踏まえ、法律改正により新たに睡眠不足の確認が事業者に義務化されました。つまり事業者は運転手が睡眠不足かどうかを客観的にチェックする必要がでてきたということです。

そこで今回は他人からでもわかるよう客観的に睡眠不足をチェックする方法をご紹介しようと思います。

睡眠不足かどうかは顔を見れば分かる!?

乗務員の自己申告以外に睡眠不足かどうかを確認する方法、

それはズバリ『顔を見る』ということです。

「顔を見れば分かるって…マンガじゃないんだからそんなにハッキリと睡眠不足は顔には出ないよ…」とお思いの皆さま、そんなことはないのです。

睡眠不足は顔を見れば分かるほどに、顔に出ます!

以下の写真をご覧ください。これはイギリスのDaily MailにおいてSarah Chalmers記者が睡眠時間が顔に及ぼす影響を観察するために行った実験の時の写真です。上の写真が8時間の睡眠後に撮られたSarah Chalmers記者、下の写真が6時間の睡眠後のものです。

sarah chalmers lard as moisturiser john godwin

fml-sleep project sarah chalmers day 2

参考 What six hours sleep a night does to your face: Unique experiment reveals how having two hours less than the recommended eight can ravage your skindailymail.co.uk

もはや別人のようですが、たった2時間睡眠時間が少ないだけでこんなにも人の顔は変わってしまうのです。

睡眠不足によって顔のどこが変わるのか

睡眠不足により顔には以下のような変化が起こります。

  • 目の充血
  • 目の下のくま
  • まぶたの腫れ
  • 皮膚のたるみ
  • 毛穴の肥大
  • 顔全体が赤くなる

まさに自分が睡眠不足で鏡に前に立った時に気がつくようなわかりやすいものばかりですね。

なぜ睡眠不足で顔が変化してしまうのか

目の充血と目の下のくまは、基本的に日常生活の疲労によって酸素と血流の不足によって引き起こされます。睡眠不足になる日常生活の疲労が十分に回復されず翌日に症状が持ち越されてしますのです。まぶたの腫れも血流不足によるものです。

皮膚についてですが、睡眠不足になるとコルチゾールというストレスホルモンが体内で放出されます。コルチゾールは顔の皮膚内にコラーゲンとエラスチンを分解してしまいます。コラーゲンとエラスチンは皮膚の弾力と滑らかさを保つ物質ですので、それが分解によって損なわれてしまうのです。またコルチゾールは皮脂の分泌を促進させてしまうので、毛穴が皮脂でつまってしまいます。それにより毛穴の肥大と顔全体が赤くなるのです。

顔を認識するという能力

私達人間は何千人という顔の違いについて見分ける能力を持っています。つまり目・鼻・口などの顔のパーツの違いはとても些細なことなのに違う人だと認識できるのです。例えば草木の違いを何千パターンと見分けてすぐ覚えるのはとても困難です。

人間の脳には、顔の視覚的情報の処理に関わる部位が多くあります顔反応性細胞と呼ばれる、顔や相貌全体の認識に関わる大脳側頭葉皮質と表情や他人との関係性の認識に関わる扁桃体により、顔から発生されるとても多くの情報を処理し直感的に認識することが可能なのです。

この脳の働きにより、相手の眉毛が数ミリ程度動いただけなのに、その人が困っているなどの些細な感情の変化さえも読み取ってしまうのです。

睡眠不足の顔はどんな顔

顔を認識する能力により、睡眠不足の顔はどうような顔として認識されるのでしょうか。

睡眠不足の顔は『悲しそうな顔』と直感的に認識することができます。

Sarah Chalmers記者の顔写真をもう一度見てみましょう。

sarah chalmers lard as moisturiser john godwin

fml-sleep project sarah chalmers day 2

参考 What six hours sleep a night does to your face: Unique experiment reveals how having two hours less than the recommended eight can ravage your skindailymail.co.uk

どうでしょう。『悲しそうな顔』に見えますよね。なぜなら充血した目、腫れたまぶた、低くなった頬など『睡眠不足の顔』と『悲しいそうな顔』は多くの類似点があるためです。

顔を認識する能力を業務に活かす方法

これまで見てきていただいた通り、睡眠不足は顔の変化を生み、人はその変化を認識することが出来ます。つまり直感的に『悲しそうな顔』だと認識した場合、実際にその人は睡眠不足である可能性がとても高いのです。

ではその直感をどのように業務、つまり今回の法改正における睡眠不足の確認義務に活かすことができるでしょうか。

ここから提案になってしまいますが、点呼記録簿の他にこのようなチェックリストを作成してみましょう。

  • 表情 悲しい←—–普通—–→楽しい
  • 目の充血 ある・なし
  • 目の下のクマ ある・なし
  • 皮膚のたるみ ある・なし
  • 毛穴の肥大 ある・なし
  • 顔全体が赤み ある・なし

表情や些細な顔の変化を読み取ることが得意な人と不得意な人がいますので、通常時(よく睡眠が取れた時)の顔写真を用意して見比べてながらチェックするとより良いでしょう。

補足

何が改正されたか

平成30年(2018年)6月から旅客自動車運送事業法貨物自動車運送事業法において規則と運用方針が改正され、点呼時に睡眠不足かどうかの確認をすることが義務化されました。そしてもし睡眠不足であると認められた場合は乗務が認められないこととなりました。

参考 睡眠不足に起因する事故の防止対策を強化します!!国土交通省

実際の運用としては、点呼簿に『睡眠不足の状況』が追加され、点呼時に乗務員の報告において確認を行い記録することになります。

問題点

睡眠不足による重大交通事故の発生は誰でも止めたいはずです。しかしながら今回の改正により本当に睡眠不足による事故は防げるのでしょうか?

やはり問題なのは、この睡眠不足の確認方法が乗務員の自己申告だということです。

睡眠不足は自覚できないことも多々あります。就寝時の環境やその前の飲酒・スマホの使用などによっても睡眠は妨害され、無自覚にも睡眠不足に陥ってしまうことがあります。また慢性的な睡眠不足や、睡眠時無呼吸症候群などの疾患により自覚的であった状況でさえ本人が慣れてしまうことがあるのです。

また自覚的に睡眠不足であったとしても、その日の乗務を降ろされると分かっているわけですから、申告しずらくなってしまうのが心理でしょう。

まとめ

  1. 平成30年6月から規則・運用方針が改正され睡眠不足かどうかが確認事項に
  2. 睡眠不足の確認は自己申告なので問題がある
  3. 睡眠不足は顔を見れば分かる

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