運行管理者試験合格への道~試験対策編~

運行管理者試験合格への道シリーズ、第4回のコラムとなります。

前回のコラムでは試験を受けるために必要な基礎講習を受講をしてきたわけですが、今回は本命である試験を突破する対策を考えていこうと思います。せっかくなのでこのコラムでは私が実際にやった勉強方法についても述べさせていただきます。

試験の基礎知識

試験を突破するためにはまずは試験自身について知らなければなりません。この点を見過ごしてただ闇雲に勉強をしようとしたって意味がありません。この試験を受験される方の多くは仕事をされながら勉強されていると思いますが、限られた時間で勉強するわけですからできるだけ効率的に勉強しないと不合格を繰り返すことになってしまいかねません。

実施時期

1年度に2回実施

8月(第1回)と3月(第2回)

合格率

25年度第1回からの30年度第1回までを平均すると合格率28.53%

試験場所

全国47都道府県の中から希望する都道府県を選択します。実際の試験場所は送られてくる受験通知書で知らされます。

試験方法

マークシート方式で1問1点の30点満点

出題科目

科目出題数
貨物自動車運送事業法
道路運送車両法
道路交通法
労働基準法
その他運行管理者の業務に関し、必要な実務上の知識及び能力
合計30

合格基準

総得点が60%以上 つまり30問中18問以上正解

また各科目ごとに正解が1問以上、『その他運行管理者の業務に関し、必要な実務上の知識及び能力』に関しては2問以上正解していることが最低条件です

試験対策の基本

上に書いてあるように合格基準は総得点60%でありそれほどの難易度があるとは思えません。しかしながらここ最近の合格率平均は28.53%とあまりいい数字だとは言えません。

おそらくは大手の運送会社などで社員にとりあえず受けさせているために準備不足の方が多数いらっしゃるのが原因なのではないかと思われます。また学生や就業希望者などもともと勉強に時間を割ける人ではなく、圧倒的多数ですでに運送業関連の会社で働いてらっしゃる方が受験されることも関係しているでしょう。ただでさえ忙しい運送業なのですから働きながら勉強するのは大変ですよね。

このような試験はダラダラ長期間かけて勉強するよりも、短期間で一気につめこみましょう!そのほうが合格する可能性がアップします。

なぜならば記憶は穴の空いたバケツのようなものですから、忘れていく記憶よりも早くどんどんと入れる記憶を入れていけばバケツを一杯にして試験に挑めるためです。

こういう短期集中型の勉強方法を推薦すると、すぐ忘れてしまって意味がないと嫌がる方が時々いらっしゃいます。断言しましょう。短期集中型だろうが長期にじっくり勉強しようが、試験用の知識はそのうち忘れてしまいます!だったらできるだけ試験に合格する可能性がある勉強法を選びましょう!

運行管理者試験の特徴

出題科目が多い

まず大きな特徴としては、出題される科目が30問ながら5種類と多いということでしょう。また各科目の出題数もあらかじめ分かっていますのでどの科目に力をいれれば良いかわかりやすいでしょう。

出題傾向に偏りがある

出題科目が多いせいか、あまり試験自体の難易度が上がらないように出題される問題にも傾向があるようです。つまり出題されやすい問題というものがあるようです。

複数選択の問題がある

全問マークシート方式の試験ですが難易度調整のためか、複数の選択肢を選ばせる問題が毎年いくつか出題されています。

たとえば平成29年度第2回試験では以下のような問題が出題されました。

問8 一般貨物自動車運送事業者(以下「事業者」という。)の運行指示書による指示等に関する次の記述のうち、正しいものを2つ選び、解答用紙の該当する欄にマークしなさい。なお、解答にあたっては、各選択肢に記載されている事項以外は考慮しないものとする。

このような問題はやはり1つだけ選ぶものよりも難易度が高いので、実際の試験にあたっては時間がないなら後回しにしても良いかもしれません。

数字の違いを問う問題がある

同じく平成29年度第2回試験から引用してみましょう。問9では誤っているものを1つ選ぶことになっていました。

3.登録自動車の所有者は、当該自動車の使用者が道路運送車両法の規定により自動車の使用の停止を命ぜられ、同法の規定により自動車検査証を返納したときは、その事由があった日から30日以内に、当該自動車登録番号標及び封印を取りはずし、自動車登録番号標について国土交通大臣に届け出なければならない。

実際は30日以内ではなく15日以内なのです。このように数字の間違いを問うような問題も多く出題されます。


このように運行管理者試験にはいくつかの特徴がありますのでそれらを念頭に置きながら勉強していくと大変効率が良いと思われます。実際に勉強方法については次回のコラムにて紹介していきたいと思います。